どうでもいいこと

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αcτµαlly pδrταblε εxεcµταblε(ape)とSCP-490-JP "ベクソン国改善装置"

最近SCPにハマっている。万年中二病(この単語は死語だが)の自分にはいい読み物だ。どうせ読まなかったところで文字を読む量が減るだけで難しい本など読めないのだからなにか読んだほうがいい。

scp-jp.wikidot.com

SCP-490-JP "ベクソン国改善装置"は、Windows上で動作するアプリケーションで、架空の国であるベクソン国内で使用できる。ベクソン国内であれば任意のものを消滅させることが可能(だった)なようだ。

けっこう凝った記事で、序盤は設定の説明に終止し、後半は情緒に語りかける生存者へのインタビュー……なんてありきたりなSCP記事の構成だったのに結構おもしろがってしまった。

ところで、このプログラムは初稿の時点ではWindows/MacOS両対応のアプリケーションだったようだ。

これは作者がWindowsMacOSの実行ファイルに互換性がないことを知らなかったためで、コメント内で指摘され、Windowsのみ対応となったらしい。

まぁそれは妥当だろう、複数OSで実行可能なバイナリを作るのなんて不可能だし…………と思ったのだが、インターネットは素晴らしく広いもので、x86系のクロスプラットフォームで動くバイナリというものを作った人がいるらしい。

justine.storage.googleapis.com

寝ぼけまなこで読んだ上、英語がまともに読めないのでDeepLにかけて読んだのでまともに理解できているかは怪しいのだが、UNIX系ではシェルで実行するといい感じに自己書き換えして実行でき、Win系では普通にWinで実行できるファイルとして認識され、実行可能とのことだ。

私はこれを見て、「これってWindowsMacOSを隔てるものが怪奇世界においては存在しなくてもいいということの証明になるんじゃないか?言ってしまえば、自己書き換えって万能の技術だし。なんなら、MicrosoftAppleが秘密裏に合意した共通のバックドアを攻撃することで、容易にすべてのファイルを実行できるとか、入力される電圧を乱高下することでPCに異常を発生させてジャンプ先を書き換えるとかだってできちゃうわけだよね。」なんて思ってしまったのだ。

まぁそれはSCP-490-JPの本筋に何も関係はないし、な~んにも嬉しくないただの妄想なのだが。本筋は国がなくなったことの悲哀であって、OSがなにかどうかとか関係ないし。PC関連の考証なんて僕以外誰が好きなんだろう?無駄なことはやめるべきだった。

でもSCPみたいな怪奇系の技術でx86系のCPUがまた進歩したりしたら面白いよね。

現状ではプロセスルールは2nmプロセスまでしか行けないって言われてるけど、異常な物質でそれ以上によいプロセスを構築したり、生物機械みたいなものを用いて異常な命令を実行できるようにしたりしてもいいよね。入力される命令の傾向を学習して無限に高速化するプロセッサとかがあってもいいよね。非科学っていうのは素晴らしい!

あと、プログラマ気取り的に面白いSCPは意外とあって、SCP-4163はNP完全であるテトリスをとても速い速度で完全に解けるようにすることで、任意のシーケンスをテトリスに注入し、解くことによってNP困難な問題を線形時間で解くことができるようになったりする(素因数分解が線形時間で溶けるようになって、現代の暗号システムが崩壊する!)ものだ。すごく面白いとおもった。

scp-jp.wikidot.com

こんな役に立たない妄想なんてしてどうするんだろう。でも結構楽しかったな。またしたいよ。ここまで付き合わせて悪かったね、ありがとう。バイバイ。